【シスフレ日記Vol.114】3月歩こうキャンペーン、平均歩数の壁

システムフレンドでは恒例となりました年2回の社内ウォーキングイベント「歩こうキャンペーン」が先月開催されました。今回で7回目となりましたが、今回少しルール変更しました。前回までのルールは、一日の歩数8,000歩以上を月25日以上達成することを目標としていましたが、今回は月の平均歩数を一日8,000歩以上とすることを目標にしました。というのも、このキャンペーンの元としている研究の統計で導き出された健康に良いとされる歩数は一日平均8,000歩なのです。これまでの歩こうキャンペーンでの手応えもあり、平均8,000歩へのチャレンジにもみんな乗ってくれるのではないかと考えました。

 

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ところが…。

最終的に達成して賞品をゲットしたのはたったの5人。これまでの歩こうキャンペーンでは、毎回15人前後の達成者が出ていたので、これは予想外の結果でした。

 

なぜこのような結果になったのでしょうか。

これまでのルールでは、8,000歩を25日以上達成する必要があるので、なかなかハードではありましたが「今日はお休みする日」と決めて全く歩かない日を作ることができました。ですが今回は月の平均のため、全く歩かない日が1日でもあると、他の日に一万歩以上歩いて歩かなかった日の歩数を取り返さないといけないですよね・・・。 「平均だから後で巻き返せばいいや~」という考えが後半に痛い目を見ることに(まさに私のことなのですが。笑)。一定のペースで毎日歩くという新たな課題が、参加者のハードルを上げてしまったのかもしれません。

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(進捗を報告しあう社内slackでもこんな投稿が…笑)
 


また、達成した5名以外で、参加意志があった人がどのくらい歩いたかを事後に調査したところ、歩数を報告してくれたのは5名で、その平均歩数は6,183歩でした。前回(202310月)の歩こうキャンペーンでは、参加者は20名(8,000歩コース、4,000歩コース含め)でした。このデータを見ると、前回までのキャンペーンで参加者の平均歩数のデータを取っていなかったことも悔やまれます。

これまでの歩こうキャンペーンでは毎日歩数を報告するというルールもあったのですが、今回は月の平均のため、週に1回進捗を報告するという形にしていました。ですがこの方法では、参加人数を把握することが難しくなってしまい、また、参加者もモチベーションを維持しにくいというデメリットもあったように思います。「毎日歩数を報告する」というのは、コロナ禍で始めた歩こうキャンペーンにおいてコミュニケーション不足解消の効果を期待して取り入れていたルールでしたが、それだけではなく、データの取得のしやすさや、離脱者が出にくいといった効果もあったのかもしれません。


中之条研究のように、疾病と歩数との統計的な関係を知るには、最終的に平均歩数での評価を出す必要があると思いますが、運動習慣の改善という点では、統計との比較で月間の平均にこだわるのではなく、日々の歩数を毎日達成できた、という達成感を大切にしたほうが成績がよくなるのかもしれません。(中之条研究についてはこちらの【社長日記】をご参照ください。)

 

 

今回の学びを活かし、次回の歩こうキャンペーンは、結果のトレースのしやすさを検討したうえで、どのような目標やインセンティブが効果的なのかをさらに追及したいと思います。


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