【社長日記2】HCR2019 <国際福祉機器展>

今年も東京ビッグサイトでHCR2019 <国際福祉機器展>が開催されました。初日に早速、見に行きました。



いつもは東棟で開催されていましたが、今年は西棟+南棟で開催されていました。東棟はオリンピックのプレスセンターに確保されているようです。ホールが異なるので過去の開催とちょっと様子は違っていましたが、今年も盛況でした。特に南棟の展示は大型の製品が多くとても盛大でした。

当社は、PLUSさんの「スマート介護」という、介護業者向けのBtoBのECサイトのお手伝いをさせていただいています。ECサイトの構築や運営のお手伝いは当社のメインの事業なのですが、それとともに医療・福祉を事業の軸にしていますので、特別な思い入れをもってお手伝いしているサイトの1つです。販売されている商品の写真は毎日のように見るのですが、実物を触ってみたり、そのような商品を見る人の反応を観察できて貴重な機会でした。

当社も過去に何度かHCRに出展させていただいたことがあります。

とくに、2016年には主催者ブースの福祉機器開発最前線コーナーに招待展示させていただいたことがありまして、これは当社の自慢です。
https://www.systemfriend.co.jp/en/node/725



今年、見学していていくつか感じたことがありました。

その1つは、学生さんや若い人がとても多いということです。しかもメモを取ったりしながら真剣に回っているようでした。学生服を着た学生さんがこんなに多い展示会は他では見たことがないです。

もう1つ感じたことは、特に南棟なのですが、電動ベッドや昇降装置、入浴支援などの大きな製品の展示する巨大な見ごたえのあるブースがとても多かったということです。この面積で、高さを競うかのようなブースを設営して、これだけの人員を投入するのですから、数千万円はコストかけているだろうな、と思えるブースがたくさんありました。

現在が介護人材の確保が難しいことなどもあり、ロボットを活用したりして少ない人数でも腕力がない人員でも対応できるよう設備を充実させることが必要になるという時代の流れがあって、そういった装置の展示が充実していたのだと思いました。


福祉関係の仕事はとても重要かつ必要な仕事であることは間違いないと思うのですが、少なくとも現在は、体力的にもきつかったり、賃金もそれほど良くなかったり、ネガティブな面も少なくない仕事だと思います。

とはいえ、かつてはいろんな業種が、体力的にきつく、効率が悪くて賃金も良くない仕事だったものが、機械や情報技術の導入によって効率化して労働環境や賃金が改善されてきました。介護や福祉関係の仕事も、福祉機器がどんどん充実することによって、もっと効率的で魅力的な職種になればいいなと思います。そして、若い人たちにとっても魅力的な職場に、高齢であっても元気であればそこに従事できるような職場になっていって欲しいと思います。