岩崎学園 情報科学専門学校 ISCプログラミングコンテスト

2014年5月16日(金)、学校法人岩崎学園情報科学専門学校ならびに横浜医療情報専門学校の学生さんが参加する学内実施のコンテスト、「ISCプログラミングコンテスト」に学外審査員として参加させていただきました!

ただなんと私はコンテストの前に特別に教室で講演とフリーディスカッションをさせていただく機会を頂くことができました。
社会人になると教室にはめったに入ることがなくなりますが、教壇に立たせてもらえる機会があるとは思っていなかったので大喜びです(笑)

今回対象の生徒さんは卒業制作に向けてプロジェクトを進めている方たちである程度ITのベースがあるので、昨今のセンサー&デバイス情勢や事例紹介という骨子はとてもすんなりわかってもらえたようです。
でも僕もそうですがなまじITの限界がわかっているゆえにリスクを取りすぎて今できることをベースに考えるがゆえに突拍子もない新しいアイディアが生まれづらいという課題を抱えているようなので、できるだけ柔軟に本当に自分がやりたいこと、面白そうと思っていることから逆算して使うツールやセンサーを選ぶようにしたら良いということをオススメしました。
あと、センサーはクラウドへのデータ入力装置とも思っているので、ぜひセンサーとクラウドを組み合わせましょう!

その後のフリーディスカッションでは壇を降りて自由に皆さんとお話させていただいて、実はその中で「これは頂きますw」というアイディアも出てきて、今度それは作りたいです(笑)
感想レポートも頂いて読ませていただきました。

  • 医療・リハビリでセンサーを使っていることを聞いて人々の役に立てるものが作れたらいいなと思いました。
  • センサーを使ったアプリ開発は楽しそう!
  • アイディアの幅が拡がりました。センサーを一つだけでなくいろいろ組み合わせて使いたい。
  • セキュリティシステムの性能向上にもセンサーは使えそうだと思いました。
  • センサーとネットワークを使ったシステム開発ができそう。
  • 自分のやりたいとが少しわかりました

ピックアップしてみましたがこんな意見を頂けて、ちょっとだけカルチャーショック的なものを与えることができたのかなーと思うと嬉しいですね^^

さて、この楽しい先生体験のあとは審査員体験です!
これまでマッシュアップアワードなどで審査員の前でプレゼンテーションを行った経験は多いものの審査する側に立ったことはないのでドキドキですw

このコンテスト、演出が凝っていてファッションショーの花道のようなイルミネーションが輝く道を通ってステージに選手入場するんですね!

あと司会のアナウンスもプロレスみたいな感じなんですw すごい楽しいですこれw
とにかく「楽しむ」ところから自由な発想で作品を作ってほしいというコンテストのコンセプトにばっちり合ったイベントづくりがされていますね!

今回の優秀作品の最終プレゼンテーションは5作品

  1. C言語プログラム生成アプリ
    画面上のパーツをマウスで組み合わせてロジックを設計すると、それがC言語のプログラムに変換されて実行・デバッグまでできるもの
  2. マイコン制御によるサイネージ
    Arduinoと各種センサーを使ったハードウェア+ソフトウェア作品。センサー入力で時計や温度、湿度などの表示を切り替えることができる
  3. Oculus RiftによるFPS
    ヘッドマウントディスプレイ+Unityで遊ぶことができる3Dゲーム。node.jsで作れたゲームサーバーに複数台のスマフォでログインすることでスマフォから敵機をコントロールしてゲームに介入できる
  4. Kinectで身長を測るアプリ
    Kinectの骨格認識機能を使って人の身長を瞬時に測れる健康診断混雑回避システム(笑)
  5. 【3033運動】目指せ芦ノ湖!歩いて健康になろう!
    医療ITチームが開発したヘルスケア推進アプリ。毎日歩いたことが成果として見えるゲーミフィケーション要素のある楽しいAndroidアプリ。

どうでしょう。学生時代にこんなものが作れるとはすごいですよね!
どれも技術的にも企画的にもすばらしい作品ばかりでしたが、プレゼンテーションがまた上手!

ぼくなんかはステージに上がるとスポットライトが眩しくて緊張もあいまってうまく喋れていたか微妙ですが皆さん立派です。
ぼくもあんなに堂々とプレゼンテーションできるようになりたいと思いました(笑)

さて、プレゼンテーションタイムも終わり審査員室で審査結果を出しました。
どのチームもここに来るまでは大変な苦労があったわけで決定には重大な責任が伴います。
審査員は審査されないので気楽だなーと思っていたのだけど、やってみるとこんなに気苦労の多い役割とは思いませんでしたw

技術力はもちろん企画力、そしてプレゼンテーションを総合評価したその結果は!

☆特別賞(株式会社ノジマ賞) 「Oculus RiftによるFPS」

☆優秀賞 「C言語プログラム生成アプリ」
 

☆最優秀賞 「【3033運動】目指せ芦ノ湖!歩いて健康になろう!」

みなさんおめでとうございます!!!

 

 

さて、コンテストの後はお楽しみ懇親会ですw 美味しそうー。

ここで本来は食事と会話の場なのですが、私結構センサー持ち歩いてます。商売道具なものですから。
今日もKINECTやLEAP MOTIONくらいならバッグに入れております。
ということで急きょエア書道大会をさせていただきましたww

こ・れ・が、大盛り上がり。
生徒さんたちがすごく無邪気に大騒ぎ大喜びで遊んでくれて見てるだけで楽しかったです。
いろいろご馳走様でしたw

さて、今回貴重ななんちゃって教師、審査員体験の機会を頂いた学校法人岩崎学園様。
情報科学専門学校にはラボが用意されていて、そこにはたくさんのKINECTやOculus Riftなどが用意されていて生徒は自由にそれを研究で利用できる体制が整えられているそうです!
なんと素晴らしい学校。ぼくも入学したいです(笑)
あと、先日のTokyo MotionControl Networkで開催した3夜連続LEAP MOTIONセミナー「Tokyo MotionControl Network tech-cafe Vol.01  ~ Leap in the Cloud / LeapMotionで学ぶ3Dセンサー開発 ~」にも実はこちらの先生がいらっしゃって下さっていて 「LEAP MOTION 個人で買いました!」と言ってくださいました!嬉しかったです。
でもそのあと学校に来たら学校でもLEAPが購入されていたという衝撃の嬉しい事実が判明されたとのことでした(笑)
ほんと、良い学校ですね。

そんな、素晴らしい体験や出会いをさせていただいた一日でした。