KINECTの特徴を生かしたインタラクティブ・リハビリシステム

 

こんにちは。前本です。

システムフレンドでは昨年からMicrosoft KINECTを利用した研究開発に力を入れております。
昨年はshareflとしてAIR SHODOUをリリースし、数々のイベントや賞を頂き、多くの方に楽しんでいただくことができました。

そして今年はKINECTを実用分野で生かすことをめざし、東京大学附属病院 22世紀医療センター 岡 助教のご支援により、通常退屈で義務的なものになりがちなリハビリ運動を楽しく継続可能なものにし、治療効果を高めるソリューションを研究開発させていただいています。

このソリューションでは下記のサイクルで楽しくリハビリ効果を高めることを目指しています。

 

 

 

現在開発中のシステムでは、患者様へ「楽しいリハビリ」を提供するため、アドバイスや応援の言葉をかけるという優しく温かなユーザーインターフェイスを実現しています。音声ガイダンス化も計画中です。
今後ここに3D化したアバターやゲーム感覚を高めるビジュアル効果を加えていきます。

 


(画像クリックで拡大)

 

また、患者様を見守る医師が利用する管理アプリケーションでは、患者様のすべての動作をデータベース上に取り込むことができ、詳細な動きの検証や運動履歴の確認などを行うことが可能となっていますし、患者様一人一人に応じた運動カリキュラムメニューを、実際に医師の方が体を動かすことで柔軟に作成することが可能となっています。


(画像クリックで拡大)

 

このシステムはAIR SHODOU開発時のノウハウを生かし、KINECT制御や管理系の構築をシステムフレンド、患者様側フロントデザインやアニメーションをカンドウ・コーポレーション様のご協力により実現しています。

今後このようなKINECTなどの安価かつ高性能なモーションキャプチャデバイスは医療や高齢者へのサポートなど様々な分野での活用が期待されています。
これからの動きにぜひご注目ください!

 

<追記>
システムの利用イメージ映像を掲載致します。


リハビリ結果確認画面(医師向け画面)


リハビリ実施画面(患者向け)

カリキュラム作成画面(医師向け)

ライブリハビリ実施画面(デモ映像)
ポーズへの一致レベルを常に計測することで歩行訓練リハビリ等で利用することを想定したデモンストレーションです。