【社長日記】2つの受賞

あっという間に1月も終わりです。お知らせにも掲載していますが、いくつかうれしい受賞がありました。

1つ目は経済産業省の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」です。
https://www.systemfriend.co.jp/node/1243

もう1つは内閣官房内閣サイバーセキュリティ―センターの「ビジョナリー経営2021」です。
https://www.systemfriend.co.jp/node/1244

経済産業省からはこんなに立派な盾を頂きました。萩生田大臣のお写真付きの立派な盾を作っていただけるということで、わたしも普段着では恥ずかしいので、きちんとスーツを着て写真館に行き、余所行きの写真(笑)を撮ってもらいました。

はばたく中小企業・小規模事業者300

この2つの受賞は、私としては予想外の受賞でした。評価されたのは本業のITの仕事そのものに関する部分ではなく、外国人人材の採用と活用という分野でした。当社の社内では外国籍のメンバーは、あまりに自然に社内に溶け込んでいて、あまり注目に値することという意識が薄れていまして、こんなに高評価をいただけるとは思いもよらないことでした。この「あまりに自然に溶け込んでいる」状態が、今の日本において評価に値することであるのでしょうね。

とはいえ、この自然に溶け込んでいる状態は、自然に発生したのか?と問われてみると、当社の場合も決して何の努力もなしに発生したわけではなかったと思います。当社の外国人採用のキーパーソンは、当社の取締役の岡本麻依でして、彼女なくして外国籍の社員が自然に働けるシステムフレンドの姿はなかったのではないかと思います。岡本は英国への留学経験があり、英語が話せるということもあり、採用面接の支援を行っていたのですが、採用後も外国人社員の日本語教育を自ら行ったり、評価面談の際に同席して支援したり、外国人材が自然に活躍できるための下地作りを何年にもわたって行ってきました。文化の違いやビザの問題など、細かなコミュニケーションがなければ働くモチベーションに影響する要素は日々生まれてくるのですが、細かくケアしています。

結果的に当社は比較的多様性があるメンバー構成になっていると思います。

また、岡本は当社のボードメンバー4人の中では一人だけ技術者出身ではなく、かつ唯一の女性です。当社の経営陣も彼女によって多様性が生まれています。近年、日本の企業では女性役員が少ないということが問題視されるようになっています。当社も岡本がメンバーに入っていなければ、外国人材の採用によって成長するという戦術は取っていなかったわけですので、経営陣の多様性は重要だと思います。

とはいえ当社も全体としては女性の比率は多くなく、現在33名のメンバーの中で8名ということで25%しかいません。この点はまだまだ改善の余地ありです。日本のIT業界で働いている人は圧倒的に男性が多いという印象があります。これはITの進歩の点でマイナス要素になっていると思います。当社ではECサイトの構築なども多く行っていますが、ECサイトの利用者も半分は女性ですし、スマフォアプリも作りますが、それも利用者の半分は女性です。男性と女性でUIに関する感じ方というか問題意識の持ち方がかなり異なっているので、開発チームが男性ばかりだとUI/UXの面で特に不利だと感じます。

今回、外国籍の方が日本のIT企業で働いてみるためにとても良い会社という評価をいただきましたが、それとともに女性が働いてみるためにも良いIT企業にしていくというのも今後の課題だと思っています。