【社長日記】EC-CUBE 14周年

Facebookのタイムラインで気が付いたのですが、9月1日にEC-CUBEオープンソース公開されて14年なのだそうです。もうそんなになるのですね！
https://www.facebook.com/eccube/

その当時、つまり2006年ごろ、当社は地元広島でカナガキ自転車さんのECサイトをお手伝いしていました。名前を忘れてしまったのですが、あるシェアウェアを使ってサイトを構築して、運営もお手伝いしていました。が、ちょっと不便なことがありました。自転車は単品で販売することは少なく、カゴやライトを付けたり、防犯登録をしたり、いくつかのオプションが付くのが普通です。防犯登録の場合は必要事項を入力してもらう必要もあります。そういったことはそのシェアウェアの標準的なカートでは対応できません。自分たちでプログラムに手を入れたかったのですが、シェアウェアの開発元からは断られてしまいました。

担当者は、ゼロから自分たちで作りたいということで必要な工数を出してきたのですが、私は却下してオープンソースのosCommerceを使うように指示したのです。ところが彼はβ版のEC-CUBEを見つけ出してきて、こちらの方がローカライズ不要で開発元が作ってるコミュニティサイトもとってもフレンドリーなので、これ使いましょうと言ってきました。

それがEC-CUBEとの出会いの始まりで、14年前の11月にはオープンソースEC-CUBEを活用した世界で最初のサイトをローンチしました。これがそのときのサイトです。今思えば、ちょっと時代を感じる画面です。。



これはとてもラッキーなEC-CUBEとの出会いでした。ですが、その後、当社はそれほどECを選択もしなければ集中もしなかったので、爆発的な成長はしませんでした。EC-CUBEの初期にパートナーになったアラタナさんやエスキュービズムさんはどんどん成長されていましたので、ウチのビジネスは下手だったなぁと反省しています。

それはともあれ、EC-CUBEがこれだけメジャーなCMSになったのは、（株）ロックオンさんから始まって今はイーシーキューブ社のメンバーの皆さんのフレンドリーな雰囲気によるものが大きいと思いますし、そんな雰囲気が好きでコミュニティーを支えているたくさんの人達のおかげなのかなと思っています。日本のオープンソースの文化をすごく発展させたプロダクトだと思います。

これからのますますの発展を期待したいと思いますし、当社も微力ながらも貢献していきたいと思っています。