AWS Summit Tokyo 2014 レポート


はじめまして。

今年5月からシステムフレンドの一員としてお仕事させて頂いています、川西です。

主にインフラ等を担当しています。

よろしくお願いします。

 

弊社では、ECサイトなどのサーバとして主にAWSを利用しています。

AWSに関する知識を高めるため、7/17~7/18で開催されたAWS Summit Tokyo 2014に参加してきました!

会場は東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールです。

9:30から受付開始なので、前日から前乗りで参加しました!

 

参加したセッションはこんな感じです。
 

■1日目

10:30 ~ 11:50 Day1 基調講演 ~No Boundary~

13:20 ~ 14:00 Amazon CloudFront、Amazon RedshiftなどAWSが支える動画広告の舞台裏 〜インフラのイノベーションがもたらす動画広告のイノベーション〜

14:20 ~ 15:00 ユーザーの趣味嗜好に適した広告配信システムDynalystができるまで 〜AdTechSTUDIOでのAWS活用戦略〜

15:20 ~ 16:00 Active Directory on AWS

 

■2日目

10:30 ~ 11:50 Day2 基調講演 ~Deep Dive to Enterprise~

13:20 ~ 14:00 全世界のPS4をもっと楽しく、AWSで加速するPSNゲームインフラの内側

14:20 ~ 15:00 数字から見るAWSの運用とビッグデータのビジュアライゼーション

15:20 ~ 16:00 モバイルゲームの全世界オンライン対戦を実現する方法を考察する

16:20 ~ 17:00 AWSのスケーラビリティを最大限に活用したKOSEの店頭支援システム 「K-PAD」のご紹介

 

 

■1日目

会場に到着すると、すでに受付には行列が・・・

事前に印刷しておいたチケットで受付を済ませて、基調講演の会場へ。

基調講演の会場では、セッション開始までDJによるBGMが流れていました。

 

・Day1 基調講演 〜No Boundary~

AWSの理念や直近のリリースなどのお話がありました。

 

印象的だったのは、顧客からのフィードバックがAWSのロードマップの元だという話でした。

ユーザのフィードバックによってAWSはどんどん新しい機能が追加されているそうです。

ちなみに、AWSでは2006年以降何回の値下げが行われたかご存知でしょうか?

なんと44回も値下げが行われたそうです。

利用率の増加からユーザが増え、値下げをすることで更にユーザが増えるというスパイラルなのですね。


基調講演が終わるとお昼の時間です。

会場ではランチビュッフェが用意されていました。が、長蛇の列でなかなかありつけずw

さすがAWS、注目度が高く人が多いです。

 

 

・Amazon CloudFront、Amazon RedshiftなどAWSが支える動画広告の舞台裏 〜インフラのイノベーションがもたらす動画広告のイノベーション〜

Hadoopで行っていた多様な分析項目を処理するために、Amazon Redshiftを利用しているとの話でした。

Amazon Redshiftを利用することでHadoopでは5時間かかっていた処理が5,6分で処理でき、リアルタイムでの分析が可能となったとのこと。

 

 

・ユーザーの趣味嗜好に適した広告配信システムDynalystができるまで 〜AdTechSTUDIOでのAWS活用戦略〜

こちらでもデータ分析にはAmazon Redshiftを利用。

 


・Active Directory on AWS

AWS上へActive Directoryを構築するためのノウハウを聞く。

また、AWS上へ配置する際の注意点など参考になりました。
 

 

■2日目

2日目はすでにチケット提示済みなのでスムーズに受付を抜けられました。

基調講演の会場に向かうと、やはり昨日と同じくDJによるBGMが流れていました。

 

 

・Day2 基調講演 〜Deep Dive to Enterprise〜

基調講演ではAWSマネジメントコンソールの日本語化が水面下で進んでいると発表されました。

私はまだAWSを使い始めて日が浅いため、コンソールの日本語化は大歓迎です。

実際にダッシュボードやEC2が日本語化されたデモが行われました。
 


公開時期は未定とのことでしたが、早く公開されるとうれしいです。

 

 

・全世界のPS4をもっと楽しく、AWSで加速するPSNゲームインフラの内側

PlayStationNetwork(PSN)についてのお話でした。

PS3のときはほぼオンプレミスで運用していたが、PS4ではメインでAWSを使用しているそうです。

月間160ペタバイトもの通信があるということに驚きです。

主にOSSを利用しているということも印象的でした。

 

 

・数字から見るAWSの運用とビッグデータのビジュアライゼーション

20名で約1000台のサーバを運用しているそうです。

新しいサービスの紹介がありました。WADANCE、膨大なデータを集計、分析、俯瞰できるビジネスツールです。

紹介ムービーがすごいかっこよかったです。

 

 

・モバイルゲームの全世界オンライン対戦を実現する方法を考察する

実際にモバイルゲームで使われているAWSの構成のお話でした。

全世界でのオンライン対戦を実現するためのスケールアウトの方法など、参考になりました。

 

・AWSのスケーラビリティを最大限に活用したKOSEの店頭支援システム「K-PAD」のご紹介

KOSEの店頭支援システム「K-PAD」の紹介のお話でした。

店頭端末にはiPadでデータレスとし、認証には個体認証とRadius認証を使用しているとのことでした。

店舗は徐々に増えていくため、AWSのスケーラビリティを活用しているとの話でした。

AWSの導入は3.11の震災の影響から輪番停電などの影響を受けないためにとのことでした。

 

 

1日目・2日目ともに大盛況で、ほぼすべてのセッションが満席で立ち見が出るほどでした。

AWSが注目度が高く、盛り上がっていることがひしひしと感じられました。

どんどん追加されるAWSの新機能について試してみたいと思える二日間でした。